ベロダイン・ライダーがフォードとバイドゥからの投資で、自律走行車の革命を促進

米カリフォルニア州モーガンヒル--(business wire)--(ビジネスワイヤ)-- lidar(光検出・測距)技術の世界的リーダーとして認められているベロダイン・ライダーは本日、フォード・モーター・カンパニー(nyse:f、フォード)および中国の大手検索エンジン会社バイドゥ(nasdaq:bidu、バイドゥ)の共同投資者が、総額1億5000万ドルの投資を完了したと発表しました。ベロダインはこの投資により、高性能でコスト効率に優れた車載lidarセンサーの設計・生産を急拡大していきます。これにより、自律走行車と先進運転支援システム(adas)のアプリケーションにおける大規模導入を加速し、同センサーの非常に重要で変革的な恩恵を迅速に普及させることができます。 ベロダインは過去10年間に、4世代のハイブリッドソリッドステートlidarシステムを開発しました。このシステムは、高精度のレーザーセンサーによって周囲から収集したリッチデータを解釈する当社専有のソフトウエアとアルゴリズムを搭載しており、マッピング、測位、物体認識、衝突回避に使用する高解像度の3dデジタル画像を作成します。ベロダインのlidarソリューションは、1センチレベルの精度で最大200メートル圏内から、毎秒30万〜220万のデータポイントを収集可能です。当社の高性能lidar技術は、世界の自動車oemとライドシェア事業の顧客から、完全自律走行車の開発を実現する上で不可欠な要素として見なされてきました。 ベロダイン・ライダーの創立者で最高経営責任者(ceo)のデビッド・ホールは、次のように述べています。「lidarは、自律走行車の安全運転にとって必須のセンサーであることを、自ら証明し続けています。今回の投資によって、ベロダインの業界有数のlidarセンサーのコスト削減と生産の拡大を加速することで、広範な利用を可能にして、完全自律走行車の大規模導入を実現できます。私たちは自律走行車の安全向上という目標をできるだけ早急に推進すると同時に、自律システムの効率を強化すべく、固い決意で取り組みます。」 ベロダインの事業開発担当プレジデントのマルタ・ホールは、次のように語っています。「私たちは全車で利用できるくらいまで、コストを下げたいと考えています。当社が思い描くのは、世界中の何百万人ものドライバーにとっての安全が向上した世界です。」 フォードの製品開発担当エグゼクティブバイスプレジデント兼最高技術責任者(cto)のraj nair氏は、次のように述べています。「当社の自律走行車プログラムで、まさに最初からlidarを重要な実現要素と見なしていたのは、lidarの検出能力、そしてレーダーとカメラを補完できる点に着眼したためです。フォードはベロダインと長年にわたって関係を築いており、今回の投資は世界中の消費者に自律走行車を提供するという両社の約束を明確に表しています。」 バイドゥも国内市場の中国を中心に、自律走行車の安全を世界規模で推進するというベロダインの理念を共有しており、すでに中国で自律走行車フリートの試験を開始しています。バイドゥのシニアバイスプレジデント兼自律走行部門担当ゼネラルマネジャーのjing wang氏は、「バイドゥは乗客の安全性を高め、中国の交通渋滞と自動車汚染を緩和するために、自律走行車を開発しています。当社の投資は、私たちが現在の市場で最高だと考えるlidarセンサーによって、当社の自律運転の取り組みを加速させ、ベロダインがますます高機能なlidarセンサーの開発を進める上で役立つでしょう」と語っています。」 ベロダインは今後数年間に、自律走行車とadasアプリケーションにおけるlidarセンサーの導入が急激に拡大し、売上高の大幅な伸びを後押しするとみています。ベロダイン製品に対する大きな需要に対応するために、当社はエンジニアリング、諸業務、製造のためのリソースを今後も拡大します。当社は今回のマイノリティー投資ラウンドと関連して、取締役を増員し、独立した業界エグゼクティブ2人を含める計画です。ベロダインは今後も、lidar技術の開発と製品化でリーダーシップを強化することに傾注し、世界で交通の安全と効率を改善するために、トップの自動車oemとライドシェア事業のパートナーと協力します。 本取引のプレースメントエージェントは、モルガン・スタンレーが単独で務めました。 ベロダインについて: デビッド・s・ホールが1983年に設立したベロダイン・アコースティクスは、ホールが発明した特許で、実質的に歪みなしのサーボ駆動サブウーファーにより、プレミアムオーディオ市場に初めて破壊的影響を与えました。ベロダインはオーディオ業界で高品質バスサウンドの基準を打ち立てました。ホールはその後、ロボット工学と3d視覚化システムに関する知識を活用して、自動運転車や3dマッピングの画期的なセンサー技術を発明し、2005年にhdl-64ソリッドステートハイブリッドlidarセンサーを発表しました。ホールは2007年までに、ベロダインの傾注対象をlidarセンサーに移し、複数の末端市場で業界リーダー企業による精力的な商業導入を直ちに経験しました。 ベロダイン・ライダーは、ソリッドステートハイブリッドlidarセンサー技術の大手サプライヤーとして頭角を現し、その技術は高度な自動車安全システム、自律的運転、3dモバイルマッピング、3d航空マッピング、セキュリティーなど、さまざまな商業アプリケーションで利用されるようになりました。小型・軽量のhdl-32eセンサーは、無人航空機(uav)を含むアプリケーションで利用可能です。一方、vlp-16 lidar puckは16チャンネルのlidarセンサーで、旧世代のセンサーと比べて、はるかに小型で、価格も大幅に抑えています。当社はまもなく、hdl-64と同種の仕様でありながら、より小型のパッケージで、自動車業界向けに特別設計した“ウルトラ・パック”をリリースします。本技術に関する詳細は、ホワイトペーパーを含め、http://www.velodynelidar.comでご覧ください。 フォードについて: フォード・モーター・カンパニーは世界的な自動車/モビリティー企業で、ミシガン州ディアボーンに本拠を構えています。世界各地に約20万3000人の従業員と67の工場を抱え、自動車、トラック、suv、電気自動車から成るフォードの全車種のほか、高級車リンカーンの設計・製造・販売・オートローン・修理を含む中核事業を手がけています。フォードは同時に、接続性、モビリティー、自律走行車、顧客体験、データ&分析のリーダーを目指すフォード・スマート・モビリティーという計画を通じて、新たな機会を精力的に追求しています。当社はフォード・モーター・クレジット・カンパニーを通じて、ローンサービスも提供しています。フォードと当社が世界で提供している製品や、フォード・モーター・クレジット・カンパニーに関する詳細は、www.corporate.ford.comをご覧ください。 バイドゥについて: バイドゥ(百度)は中国語の大手インターネット検索プロバイダーです。技術ベースのメディア企業であるバイドゥは、人々が探しているものを見つけるための最も公正で最善の手段を提供することが目的です。バイドゥは、インターネットを検索する個人ユーザーにサービスを提供しているほか、企業が潜在的顧客にリーチするための効果的なプラットフォームを提供しています。バイドゥの米国預託株式(ads)は、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットにおいて“bidu”のシンボルで取引されています。現在、10株のads株がクラスa普通株式1株に相当します。 本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
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