アシュアド・ギャランティ、2012年第1四半期業績とrmbs和解契約について報告

バミューダ諸島ハミルトン--(business wire)--(ビジネスワイヤ) -- ドイツ銀行とのrmbs和解:アシュアド・ギャランティ・リミテッド(nyse:ago)(「agl」、子会社を含めて「アシュアド・ギャランティ」、又は「当社」)は本日、ドイツ銀行ag及びその特定の関連会社(「ドイツ銀行」と総称)との間で和解に達したと発表しました。これは、金融保証保険の下でアシュアド・ギャランティが保険を付与してドイツ銀行が発行者、アンダーライター又はスポンサーとなっていた住宅ローン担保証券(rmbs)の取引、並びにアシュアド・ギャランティがクレジット・デフォルト・スワップを通じて信用保護を提供していた再証券化取引における特定のrmbsエクスポージャーに関係する請求を解決するものです。 ドイツ銀行との契約の一環として、アシュアド・ギャランティは現金1億6560万ドルの支払いを受けました。この一部は、損失分担契約の対象となる特定の取引におけるアシュアド・ギャランティの過去の損失を部分的に補填するものとなります。この契約では、アシュアド・ギャランティの将来的なrmbs関連損失の一部をドイツ銀行が支払うことも義務づけられています。詳細については、当社の2012年3月31日付けのフォーム10-qをご覧ください。 ドミニク・フレデリコ社長兼最高経営責任者(ceo)は、次のように述べています。「ドイツ銀行との和解を達成してrmbs損失のリスクをさらに削減できたことをうれしく思います。当社が過去12カ月間に和解した金融機関として、ドイツ銀行は2番目に大きな機関です。今回の和解によって多額の現金支払いを獲得し、将来的な請求に対する損失分担取り決めに確実性がもたらされたことで、当社のバランスシートは一層強化されました。アシュアド・ギャランティの過去の問題rmbsの額面残高のうち、これまで約37%に関して有利な和解を達成することができました。」 1 これらは、米国で一般に認められた会計原則(gaap)には従っていない財務指標(非gaap財務指標)です。本プレスリリースの「非gaap財務指標の説明」の項目及び表1「純利益(損失)の営業利益への差異調整」をご参照ください。 2 経済的損害をもたらすことが予想されない非経済的公正価値調整(非経済的未実現公正価値純損益)を示します。これは、クレジット・デリバティブ、金融保証変動金利実体(fg vie)、確約資本証券(ccs)に関係しています。公正価値のこのような非経済的変化は純予想損失額を超えた公正価値変動の部分に相当し、契約の満期までにゼロに戻ることが予想されるものです。純利益から営業利益を求める場合は、この影響を除外します。 財務業績 アシュアド・ギャランティは本日、2012年3月31日締め四半期(2012年第1四半期)の財務業績も発表しました。 当社の2012年第1四半期の営業利益は、7120万ドル(1株当たり0.38ドル)でした。これには、以前出再した契約2件の再承継による更改利益の5420万ドル(1株当たり0.30ドル)が含まれます。また、ギリシャ国債エクスポージャーに対する当社の最終的予想損失として、1億3650万ドル(1株当たり0.73ドル)の税引き後純損失も含まれています。2012年第1四半期の純損失の4億8300万ドル(1株当たり2.65ドル)には、公正価値の非経済的純損失の5億6000万ドルが含まれます。2011年3月31日締め四半期(2011年第1四半期)の純利益の1億3930万ドル(希薄化後1株当たり0.74ドル)には、公正価値の非経済的純損失の1億1920万ドルのほか、昨年締結されたバンク・オブ・アメリカとの契約による利益が含まれています。 フレデリコ社長は次のように語っています。「当社の第1四半期の業績は、不利な経済環境や市場環境にあったこの期間にもアシュアド・ギャランティが底堅さを維持したことを示しています。fsaの購入を通じて承継したギリシャ国債の保証に対する多額の損失を吸収した後でも営業利益は黒字であり、調整簿価額は増加しています。低金利と信用スプレッドの縮小にもかかわらず、米国の公的ファイナンスでシングルa市場への浸透を拡大することもできました。」 3月31日締め 1. 当社は繰延可能な費用の種類と額を変更した新たな指針を採用し、遡及的に適用しました。これにより、2011年第1四半期の純利益と営業利益は130万ドル(1株当たり0.01ドル)減少しました。 2. 希薄化後1株当たり利益(損失)は、利益(損失)を希薄化後発行済み株式数で除して求めており、逆希薄効果を持つ証券の影響は含まれていません。 新規契約 3月31日締め ______________ 1本プレスリリースの「非gaap財務指標の説明」の項目をご参照ください。 2012年第1四半期のpvpは5630万ドルでした(2011年第1四半期は5250万ドル)。2012年第1四半期のpvpには、レイディアン・アセット・アシュアランスから承継した公的ファイナンス契約による2190万ドルが含まれます。これは当社が2009年以後に初めて承継した第三者再保険契約です。米国直接公的ファイナンスのpvpは、2011年第1四半期比で若干減少しました。これは、契約構成の変化とスプレッドの縮小によるものです。2012年第1四半期の米国直接公的ファイナンスの引受額面は、2011年第1四半期比で37.3%増加しました。2012年第1四半期の市場浸透率は、額面基準では2011年第1四半期と同水準であり、新規取引数基準では2011年第1四半期の10.9%から11.9%に上昇しました。現在の厳しい市場環境の中で当社は厳格な引受基準の順守を継続し、その結果、直接引受額面の平均社内格付けは2011年第1四半期のa-から2012年第1四半期のaに上昇しました。上述したように価格は契約構成によって変化しますが、2012年第1四半期の保険料率は、レイディアンの承継を除けばセクター別でも資産クラス別でも2011年第1四半期と同水準でした。 2012年第1四半期営業利益概要 表3は、アシュアド・ギャランティの営業利益の構成項目を示し、報告gaap純利益の非gaap営業利益への差異調整を示しています。 報告gaap損益計算書 (-)営業利益調整 非gaap営業利益 報告gaap損益計算書 (-)営業利益調整 非gaap営業利益 重要な変動があった場合、2012年第1四半期の営業利益の構成項目を2011年第1四半期の同一の項目と比較しています。 純既経過保険料:2012年第1四半期の営業利益に含まれる純既経過保険料は、2億1070万ドルでした。これに対して2011年第1四半期の純既経過保険料は2億7310万ドルで、特にストラクチャードファイナンス資産など、当該四半期の保有契約高が多かったことが反映されています。償還による純既経過保険料は2012年第1四半期は3660万ドル、2011年第1四半期は2960万ドルでした。 クレジット・デリバティブ収益:2012年第1四半期の営業利益に含まれるクレジット・デリバティブ収益は、2880万ドルでした。これに対して2011年第1四半期のクレジット・デリバティブ収益は6100万ドルで、これは当該四半期のストラクチャードファイナンス事業の契約高が大きかったことや、2011年第1四半期に契約終了による繰上給付が1550万ドルあったことが原因です。 その他の利益:2012年第1四半期のその他の利益には、以前2つの再保険会社に出再した契約の再承継に関連した8330万ドルの更改利益が含まれています。これに対して、2011年第1四半期の更改利益は2410万ドルでした。 損害費用:当社の2012年第1四半期の損害費用は2億4740万ドル(税引き後1億7340万ドル、希薄化後1株当たり0.93ドル)でした。2011年第1四半期の損害費用は2530万ドル(税引き後1780万ドル、希薄化後1株当たり0.10ドル)で、これにはバンク・オブ・アメリカとの契約に基づいてカバーされた取引に関連する2億ドル超の利益が含まれます。2012年第1四半期の損害費用の最大の要因は、ギリシャ国債エクスポージャーに対する損害費用の1億8930万ドル(税引き後1億3650万ドル、希薄化後1株当たり0.73ドル)でした。「経済的損害変動」もご参照ください。 法人税:営業利益に対する2012年第1四半期の実効税率は17.9%でした(2011年第1四半期は28.0%)。非課税利息が税引き前営業利益に占める割合が増加したことが原因です。 経済的損害変動 経済的損害変動は、観察された市場トレンド、割引率の変動、予想支払対象損害額に対する割引の増価、及び損害低減活動の効果に対する想定の変化に基づいた予想支払対象総損害額の変動を示すものであり、アシュアド・ギャランティが保険資産での損害実績を評価するために使用する主要指標です。予想支払対象損害額には、gaapに定められた会計モデルにかかわらず当社が保険を付与しているすべての取引が含まれ、金融保証として行われたものもクレジット・デリバティブとして行われたものも含まれます。表4は、予想支払対象純損害額の繰越額を示しています。 金融保証保険及びクレジット・デリバティブ 2011年12月31日現在の予想支払対象純損害額 2012年第1四半期中の経済的損害変動 2012年第1四半期回収(支払)損害額 2012年3月31日現在の予想支払対象純損害額 2012年第1四半期の経済的損害変動合計は、2億1180万ドル(税引き後1億5140万ドル)でした。2012年第1四半期の経済的損害変動の最大の要因は、当社が保険を提供するギリシャ国債に対して最大額の損害を計上したことです。これは、当四半期の経済的損害変動を1億8930万ドル押し上げました。 2012年第1四半期の経済的損害変動合計のうち、米国rmbsが1720万ドルを占めました。これは、米国rmbsへの保険債務の一部で初期債務不履行が予想を上回る水準で継続したことによるものですが、表明・保証(r&w)利益の増加と割引率の上昇の効果によって大きく打ち消されています。 簿価額 調整簿価額の増加は、主として以前出再した未経過保険料準備金の再承継と関係する更改利益や新規契約によるものですが、損害変動によって部分的に打ち消されています。表5は、簿価額の営業株主資本と調整簿価額への差異調整を示しています。1株当たり営業株主資本の増加は、2012年第1四半期に7120万ドルの営業利益があったことが主な原因です。1株当たり調整簿価額は、2012年3月31日現在で49.37ドル、2011年12月31日現在では49.32ドルでした。2012年3月31日現在の1株当たり株主資本は、2011年12月31日から10.2%減少して22.91ドルとなりました。これは主として2012年第1四半期の4億8300万ドルの純損失が原因ですが、投資資産の未実現利益によって部分的に打ち消されています。2012年3月31日現在の1株当たり営業株主資本は、28.83ドルでした。 電話会議及びウェブキャストについて: 当社は、2012年5月11日(金)の米東部時間午前7時(大西洋時間午前8時)に投資家向け電話会議を開催します。電話会議は当社ウェブサイトhttp://www.assuredguaranty.comの投資家情報(investor information)セクションから生中継又はアーカイブのウェブキャストをご利用いただくか、1-877-317-6789(米国)、1-866-605-3852(カナダ)、1-412-317-6789(外国)にお電話いただくことでお聞きいただけます。電話会議の録音再生は2012年7月11日までご利用いただけます。録音再生をお聞きになる場合は、1-877-344-7529(米国)又は1-412-317-0088(外国)にお電話をお願いします。パスコードは10013652です。録音再生は、電話会議が終了した1時間後にご利用可能となります。 当社の金融保証資産、投資資産、その他の項目についての詳細情報については、当社ウェブサイトのhttp://www.assuredguaranty.com/investor-information/by-company/assured-guaranty-ltd/financial-informationに掲載されている2012年3月31日付けのアシュアド・ギャランティ財務補足情報をご参照ください。当社のウェブサイトの同じページには、以下の情報も掲載します。 「2012年第1四半期公的ファイナンス取引」―2012年第1四半期に販売された米国の新規公的ファイナンス取引で当社が保険を付与したものの一覧。 「2012年3月31日現在のストラクチャードファイナンス取引」―当該日における当社のストラクチャードファイナンスへのエクスポージャーの一覧。 当社はまた、http://www.assuredguaranty.com/presentationsに「2012年3月31日株式投資家向けプレゼンテーション」を掲載します。当四半期についての当社の子会社の財務補足情報や債券プレゼンテーションを当社のウェブサイトに掲載する準備が整ったときには、当該文書と当社ウェブサイト上の当該文書へのリンクをフォーム8-kによる臨時報告書によって提供します。 アシュアド・ギャランティは、バミューダに拠点を置く上場(nyse:ago)持ち株会社です。運営子会社は、米国及び外国の公的ファイナンス、インフラストラクチャー、ストラクチャードファイナンスの各市場に信用補完商品を提供しています。アシュアド・ギャランティと子会社に関する詳しい情報については、www.assuredguaranty.comをご覧ください。 3月31日締め 2012 2011 非gaap財務指標の説明: 当社はgaapに従っていない財務指標を参照しています。アシュアド・ギャランティの経営陣と取締役会は、当社の財務業績の評価の際に、また上級経営陣の業績連動報酬を決定する基礎として非gaap指標を利用しています。非gaap財務指標を提供することで、投資家、アナリスト、金融ニュース・レポーターは経営陣が社内で検討するものと同じ情報を利用することができます。アシュアド・ギャランティの非gaap財務指標の表示は、アシュアド・ギャランティについてのリサーチ報告書の中でアシュアド・ギャランティの財務業績の推定値をアナリストが計算する方法と整合性があり、アシュアド・ギャランティの財務業績を投資家、アナリスト、金融ニュース・メディアが評価する方法とも整合性があります。 以下の段落では、各非gaap財務指標を説明し、その有用性の理由を記述しています。非gaap財務指標と最も直接的に比較可能なgaap財務指標との差異調整が可能な場合は、本文書中に表示しています。非gaap財務指標は、その最も直接的に比較可能なgaap指標の代替と見なすべきではありません。 営業利益:営業利益が有益な指標であると経営陣は考えています。営業利益は当社の金融保証保険事業の引受業績に明確な理解を与えるものであり、財務費用と純投資収益を含んでいますので、投資家やアナリストは金融データベースによって公に配布されているアナリスト推定コンセンサスと比較して当社の財務業績を評価することができます。営業利益は、aglに帰属する純利益(損失)(gaapに基づく報告額)を以下のように調整したものと定義されます。 1) 当社の投資の税引き後実現利益(損失)の除外(取引用として分類されている証券の利益及び損失を除く)。実現利益及び損失の時期は市場の信用サイクルに大きく依存するため、期間による変動が大きくなることがあります。売却の時期は当社の裁量に大きく依存し、市場機会の影響を受けるほか、当社の税金や資本の状態の影響も受けます。当社事業の基礎的収益性の動向は、このような取引の不安定な影響を除外することで明確化することができます。 2) クレジット・デリバティブの税引き後非信用毀損未実現公正価値利益(損失)(予想推定経済的信用損害及び非経済的支払の現在価値を超えた額)の除外。このような公正価値調整は市場金利、信用スプレッド、及びその他の市場要因の変動から大きな影響を受け、部分的にはその変動と共に変動するものであり、経済的利益又は損失をもたらすことを予想させるものではありません。また、そのような調整は、デリバティブ会計規則の対象となるかどうかにかかわらずすべての金融保証契約を一貫性の高い会計的基礎に基づいて表示することになります。 3) 当社のccsの税引き後公正価値利益(損失)の除外。このような額は市場金利、信用スプレッド、及びその他の市場要因の変動から大きな影響を受け、部分的にはその変動と共に変動するものであり、経済的利益又は損失をもたらすことを予想させるものではありません。 4) 純未収保険料並びに損害及びlae準備金の再評価にかかる税引き後為替利益(損失)の除去。長期の未収金が純未収保険料残高のかなりの部分を占め、これは将来の契約又は予想回収額の現在価値に相当します。それ故、当期での為替再評価利益(損失)は当社が最終的に認識する為替利益(損失)の総額を必ずしも示唆するものではありません。 5) fg vie連結の効果の除去。これは、gaapが連結を要求しているか否かにかかわらずすべての金融保証契約を一貫性の高い形で表示するためです。gaapは、当社がvieを保有していない場合でも当社が保険を付与した債務証書を発行した特定のvieを連結することを義務づけています。 営業株主資本:営業株主資本が有益な指標であると経営陣は考えています。営業株主資本は一貫性の高い方法ですべての金融保証契約を計上する形でアシュアド・ギャランティの資本を表示し、経済的損害をもたらすことが予想されない公正価値調整を除外しているからです。多くの投資家、アナリスト、金融ニュース・レポーターがアシュアド・ギャランティの現在の株価又は予想株価を評価するための主要財務指標として、またアシュアド・ギャランティの普通株式の売買推奨を決定する基礎として営業株主資本を利用しています。当社の多数の債券投資家も、当社の資本の十分性を評価するために営業株主資本を利用しています。営業株主資本は、調整簿価額の計算の基礎となります(下記参照)。営業株主資本は、aglに帰属する株主資本(gaapに基づく報告額)を以下のように調整したものと定義されます。 1) fg vie連結の効果の除去。これは、gaapが連結を要求しているか否かにかかわらずすべての金融保証契約を一貫性のある形で表示するためです。gaapは、当社がvieを保有していない場合でも当社が保険を付与した債務証書を発行した特定のvieを連結することを義務づけています。 2) クレジット・デリバティブの税引き後非信用毀損未実現公正価値利益(損失)(予想推定経済的信用損害及び非経済的支払の現在価値を超えた額)の除外。このような公正価値調整は市場金利、信用スプレッド、及びその他の市場要因の変動から大きな影響を受け、部分的にはその変動と共に変動するものであり、経済的利益又は損失をもたらすことを予想させるものではありません。 3) 当社のccsの税引き後公正価値利益(損失)の除外。このような額は市場金利、信用スプレッド、及びその他の市場要因の変動から大きな影響を受け、部分的にはその変動と共に変動するものであり、経済的利益又は損失をもたらすことを予想させるものではありません。 4) その他の包括利益累計額(aoci)の構成要素として計上されている当社の投資の税引き後未実現利益(損失)の除去(為替再評価を除く)。投資資産の公正価値調整額のaoci要素は経済的なものとは見なされません。このような投資を当社は一般的に満期まで保有するため、経済的利益又は損失を認識すべきではないからです。 調整簿価額:調整簿価額が有益な指標であると経営陣は考えています。調整簿価額は営業株主資本に加えて当社保有契約の保険料と収益の正味現在価値の評価を可能にするものだからです。調整簿価額に含まれる保険料及び収益は将来の期間に実現するものですが、為替レートの変動、期限前償還の速度、契約終了、債務不履行、その他の要因の結果として現在の調整簿価額を判定するために使用された推定額と実際の利益が大きく異なるものとなることがあります。多くの投資家、アナリスト、金融ニュース・レポーターがアシュアド・ギャランティの株価を評価するために、またアシュアド・ギャランティ普通株式の推奨や売買を決定する基礎として調整簿価額を利用しています。調整簿価額は、上に定義した営業株主資本を以下のようにさらに調整したものと定義されます。 1) 税引き後繰延取得費用の除去。この額は、既払い又は未払いの純繰延費用を表し、将来の会計期間に費用計上されます。 2) 推定将来純クレジット・デリバティブ収益の税引き後正味現在価値の加算。下記を参照ください。 3) 支払対象予想損失額を超えた金融保証契約に対する未経過保険料準備金の税引き後の額の加算(再保険は除く)。この額は、推定将来純既経過保険料から支払対象予想損害額を控除したものを表し、gaapの資本には含まれません。 推定将来純クレジット・デリバティブ収益の正味現在価値:この額が有益な指標であると経営陣は考えています。将来的な推定クレジット・デリバティブ収益の価値を評価することが可能になるからです。これには、対応するgaap財務指標がありません。この額は、当社保有クレジット・デリバティブ資産からの推定将来収益の現在価値から再保険、出再手数料、及び予想経済的損害額を除いた契約に対する保険料への税金を控除したものであり、割引率は6%です。推定将来純クレジット・デリバティブ収益は、為替レートの変動、期限前償還の速度、契約終了、債務不履行、又は額面残高若しくは債務の最終的満期に影響を与えるその他の要因により、期間によって変動することがあります。 pvp(新規契約の現在価値):pvpが有益な指標であると経営陣は考えています。pvpは報告期間中に引き受けたすべての新規契約に対する推定将来分割保険料の価値だけでなく、保険対象であるかクレジット・デリバティブ契約の形を取っているかにかかわらず発行者が保険対象債務を償還する権利を持ちながらもその権利を行使していない既存契約の積立保険料及び割増分割保険料を考慮することで当社の新規契約の価値を評価できるようにするものだからです。gaapの総計上保険料、受取クレジット・デリバティブ・プレミアム、クレジット・デリバティブの純実現利益及びその他の決済の未収額(クレジット・デリバティブ収益)は、これを十分に計測できません。特定の期間に計上した保険及びクレジット・デリバティブ契約に関するpvpは、前払及び分割保険料の受取総額に推定将来総分割保険料の現在価値を加えたものと定義されます。割引率はいずれも6%です。pvp計算のために、経営陣は保険契約の推定将来分割保険料を6%で割り引きますが、gaapでの割引率はリスクフリー・レートです。また、gaapでは異質な資産プールを対象とする金融保証保険契約に対する将来分割保険料を取引の契約条項に基づいて計上しますが、pvpでは、当社が受け取ると予想する将来分割保険料の推定額を計上します。これは、取引の契約期間よりも短い期間を基礎とすることがあります。実際の将来純既経過保険料、計上保険料、クレジット・デリバティブ収益は、為替レートの変動、期限前償還の速度、契約終了、債務不履行、又は額面残高若しくは債務の最終的満期に影響を与えるその他の要因を含むがこれらに限られない要因により、pvpとは異なるものとなることがあります。 3月31日締め ______________ 1 承継した再保険契約の承継と解約における変動による既存の分割保険に対する総計上保険料調整額を分割払保険の新規契約の現在価値に加算したものです。 将来見通しに関する記述についての注意事項: 本プレスリリース中で行われている将来見通しに関する記述は、将来の出来事及び財務業績に関する当社の現時点での見解を反映しており、1995年民事証券訴訟改革法の免責条項に従って行われています。そのような記述には、実際の結果がこれらの記述に記載されている内容と大きく異なるものとなる原因となり得るリスクや不確実性が含まれます。例えば、アシュアド・ギャランティの調整簿価額、pvp、保有する契約に対する推定将来分割保険料及び推定純将来保険料利益の総額の正味現在価値の計算、資本ポジション及び当社の保険への需要に関する記述、並びにその他の将来見通しに関する記述は、アシュアド・ギャランティ若しくはその子会社及び/又はアシュアド・ギャランティの子会社が保険を付与した取引についての格付機関の行動(その時点を問わず、格付けの引き下げ、見通しの変更、引き下げ方向でのウォッチ対象への位置づけ、格付け基準の変更を含む)(このすべてが過去に起こったことがある)、発行者の支払料率やアシュアド・ギャランティの損害実績、資本の確保、デリバティブ金融商品に対する未実現(損失)利益又は投資リターンに悪影響を与える世界の金融及び資本市場の動向、世界の資本市場やそのセグメント又は一般的な経済の状況の変化、国家債務に関する格付機関の行動の影響並びにその結果としての当社の投資対象及び当社の差入担保及び受入担保に含まれる証券の価値への影響、深刻又は頻繁な損害がアシュアド・ギャランティの予想損害額推定の十分性を損なうこと、クレジット・デフォルト・スワップによる当社の計上契約の時価に対する市場変動の影響、当社が利用できる保険機会の量の減少、当社の受再者の財務状態の悪化、実際に受領した再保険回収金の額と時期、再保険契約に基づいて当社に支払われるべき金額に受再者が疑義を唱えるリスク、住宅ローン担保証券取引のオリジネーター、販売者、スポンサー、アンダーライター、サービサーから受け取ることが期待されている保険損害回収額又は損害賠償を当社が実現できない可能性、予算不足又はその他の要因によって当社が保険又は再保険を付与している州政府及び自治体政府の債務に対して信用損害又は毀損が生じる可能性、競争の激化、会計方針又は慣習の変更、法律又は規制の変更、政府によるその他の行為、アシュアド・ギャランティの事業戦略を実行することの困難さ、契約の解除、アシュアド・ギャランティの顧客への依存、主要な人材の喪失、技術面での不利な動向、合併・買収・売却の影響、自然的又は人為的異常災害、現時点で特定されていないその他のリスクや不確実性、これらの要因への経営陣の対応、並びにアシュアド・ギャランティによる証券取引委員会への提出物で特定されているリスク要因の影響を受けることがあります。読者は、このような将来見通しに関する記述に過度の信頼を置かないようにしてください。このような将来見通しに関する記述は2012年5月10日現在で行われており、法律で要求されている場合を除き、アシュアド・ギャランティは新たな情報、将来の出来事、その他の事由の結果として将来見通しに関する記述を公的に更新又は改訂する一切の義務を負いません。 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